1BBL Turnkey

お知らせ

Ss Brewtechの1 BBLブルーハウスのターンキーセットをグレード毎に分けてご紹介します。選べるオプションも多数ご用意。

SsBrewTech社が満を持して世に送り出したNano Brewing機材である1BBL Brewhouseを中心に、冷却コイル&ネオプレーン製断熱ジャケット付きの発酵槽、そしてグリコール・チラーを加えたベーシックな小型ビール醸造システム。これによりマッシングから発酵、そしてCold Crashに至るビール醸造における一連の工程をほぼ網羅的にカバー。
全ステンレス製ハードパイピング、バルブ・ツリーと呼ばれる中央集積型のバルブ群、マッシュタンのモルト粕排出用のマンウェイ、高度な麦汁温度コントロールを可能にする循環式マッシング、原子炉にも採用されるCalandria、Frame&Plate型熱交換器など、SSBの1BBLシステムが採用する数々の特徴はより大型機材とほぼ同等かそれ以上。これによりこのクラスでは考えられない非常に高度な醸造プロセスが可能に。
内部に冷却用コイルを備えた発酵タンクは小型のグリコール・チラーによって細かい温度設定が可能。日本製チラーは食品業界で一般的な冷却液の温度帯である5℃前後を想定して設計されていることが多く、ビール醸造、特にCold Crash時に推奨される対象液温2℃での使用はほとんど考えられていない(液温を2℃にするために必要な冷却液は約-2℃)。SSBのチラーは当初からビール発酵を目的にした設計がなされ、さらに室内での使用を前提としているため非常にコンパクト。キャスターがついており、不要な時は別な場所へ移動することも容易だ。
麦芽のミリングやCO2添加、瓶詰め等をご希望の方は以下のオプションよりお選びください。

ブロンズをベースに発酵タンクを加圧可能なUnitankを使用したシステム。これによりブロンズ・オプションでは不可能だった発酵タンク内でのCO2添加や他のタンクやケグへの安全な加圧移送が可能に。通常の発酵タンクを使用する場合、別途Brite Tankなどに移送してCO2添加を行う必要があるが、Unitankならタンク一台で発酵からCold CrashKeggingまでの全工程に対応。もちろんそれに必要なカーボネーション・ストーンもタンクに標準装備。余分な工程やスペース、なにより時間を節約できるUnitankはアメリカではすでに業界標準ともいえるほど普及している。さらにシルバーではBrewhouseから熱交換器を経由して発酵タンクへの送液中におけるO2添加を可能にするInline Oxygenatorが付属。発酵初期に酵母はO2を必要とするが、1時間に及ぶ煮沸によって麦汁には溶存酸素がほとんど無い。金魚鉢に空気を送り込むようにカーボネーション・ストーンを使用して発酵タンク内に直接O2を送り込むことも可能だが、この方法ではすぐにO2がタンク上部に達してしまい、液体に溶け込む量はごくわずか。熱交換器の直後にInline Oxygenatorを挟めばそこから発酵タンクへと伸びる細いパイプ内で逃げ場を失ったO2がどんどんと液体に取り込まれていく。素早く、活発な発酵を求めるなら必須のツールだ。

発酵タンクにジャケット式Unitankを採用した、究極の1BBLビール醸造システム。ジャケット式の発酵タンクは保温マグのように二層構造になっており、その間に断熱材が注入されている。チラーからの冷却液が断熱材の間を走るコイルの中を通ることで外部の影響を受けずにタンク内側を冷却することを可能にし、非常に効率の良い温度管理を実現。特に盛夏、外気温が特に高くなりがちな盛夏でも発酵タンクの内部はほとんど影響を受けないことから、日本における理想的な発酵タンクシステムと言える(梅・竹の内部コイル式はタンク中心部と外側で温度勾配が発生しがち)。
また、複雑な形状の冷却コイルを内部に持たないことからCIP洗浄(定置洗浄)と呼ばれる機材分解を伴わない洗浄においても完璧な洗浄・殺菌が可能。
以上の様な理由から2BBL以上の発酵タンクでは内部冷却コイル式は存在しない。1BBLシステムにおいて真の意味でのアメリカ・クラフト業界標準の仕様を求めるなら是非このGoldを選びたい。